自動二輪免許の卒業検定・傾向と対策

これをやると卒業検定中止

 

自動二輪の卒業検定合格基準は100点満点中、70点以上です。千数百メートルの検定コースを走行する中、減点方式で採点されていきます。減点数は、5点、10点、20点と内容によって細かく決められており、該当行為があると減点が累計されていく仕組みです。

ここで絶対に避けなければならないのが、一発で”検定中止”になってしまう以下の行為です。そこまで、いくら上手に運転していたとしても、危険行為をやってしまうと、「ジ・エンド」です。

逆行大

危険行為・検定中止
停止した地点から進行しようとする反対方向に、おおむね1m以上進行した場合

自動二輪の卒検で逆行の可能性があるのは、坂道発進です。坂道での一時停止後、1m程度バックしてしまうと検定中止となります。

逆行がおおむね1m未満でも危険な場合

発進不能

危険行為・検定中止
おおむね一車長の間でエンストを4回生じた場合

普通自動二輪の教習車としてよく使われているホンダCB400の車体長さは、約2mほどです。2m進むまでの間に4回エンストをすると、その時点で卒検は中止となります。

青信号で発進しようとしたが操作不良(エンストを含む。)のため、その青信号の間停止し又は停止しているおそれのある場合
優先車待ちの判断不良又は信号に対する判断不良のため、発進できる状況にもかかわらず不要に停止をしていることにより、周囲の交通に迷惑を及ぼし又は及ぼすおそれのある場合
明らかな技量未熟のため、おおむね1分を過ぎても発進できない場合
この細目は、左欄第1項を除き「発進手間どり」の細目を適用し、注意を与えた後に、左欄に該当した場合に適用する。

指定速度到達不能

危険行為・検定中止卒業検定課題
指定速度からの急停止において、「速度維持(課題)」の細目を適用したものについてやり直しをしたが、再び指定速度に達しない速度で、急制動開始線にさしかかった場合又は急制動開始線では指定速度になっていたが、その手前から制動を始めた場合

急停止の指定速度は時速40km/h(大型二輪車、普通二輪車の場合 小型二輪車は時速30km/h)です。もし一回目のときに40km/hに達していなければ、一度だけ再チャレンジが出来ます。二回目も速度未達の場合は検定中止となります。40km/hに達していても、制動(ブレーキ)開始線より手前でブレーキングを始めてしまうと、同じく検定は終了です。

急停止区間超過

危険行為・検定中止卒業検定課題
指定速度からの急停止で、急停止限界線から前車輪の接地面部がはみ出した場合

一般道路を走行中に、突然車やバイク、自転車、人が飛び出してくることは珍しくありません。そんな場面に遭遇したとき、安全にバイクを止めることが出来なければ、事故になってしまいます。急停止限界線を越えるということは、ぶつかってしまうことですので、即時に検定中止となります。(やり直しはありません)

暴走

危険行為・検定中止
ブレーキ、ハンドル等のコントロールを失い危険な場合

自分でコントロール出来ずに暴走しては、当然検定中止でしょう。慌てず、落ち着いて臨めば大丈夫です 。

転倒

危険行為・検定中止
車体を横倒しにした場合又はバランスを失い車体が横倒しになるのを防止するため、足を接地して支えた場合

停止中の場合も適用する

コケたら終わりの卒業検定。スラロームや急制動、クランク等でもバランスを崩すと転倒の可能性があるので、注意が必要です。

通過不能

危険行為・検定中止卒業検定課題

直線狭路台(一本橋)

直線狭路台に乗れないとき又は直線狭路台を走行中にエンスト若しくは足を接地したとき

直線狭路台、いわゆる”一本橋”です。エンスト、足着きでも即アウトになります。

連続進路転換コース(スラローム)

連続進路転換コースを順に通過できないとき又は連続進路転換コースを走行中にエンスト若しくは足を接地したとき

卒検鬼門の一つです。無理をせずにゆっくり走れば大丈夫。

曲線コース(S字)

曲線コースを通過できなくなり停止したとき

クランクよりはラクですが、油断をせずに取り組みましょう。

屈折コース(クランク)

屈折コースを通過できなくなり停止したとき

コース内の両サイドにあるパイロンが結構クセモノです。低速走行の腕を磨いておきましょう。

波状路コース *大型二輪のみ

波状路コースを走行中にエンスト若しくは足を接地 したとき

波状路の通過は大型二輪車だけの課題です。

脱輪大

危険行為・検定中止
縁石に車輪を乗り上げ若しくはコース外に落輪した場合

普通に走行していれば、まず大丈夫でしょう。

直線狭路台から落輪した場合

一本橋からの落輪、なぜか右側に落ちるケースが多いです。

波状路コースから車輪が逸脱した場合 *大型二輪のみ

大型二輪車だけの課題です。

接触大

危険行為・検定中止
場内コースに設置した障害物等に車体が強く接触した場合若しくは接触するおそれがある場合

クランクやスラロームのパイロンには注意しましょう。

歩行者、車両等又は建造物等に車体が接触するおそれがある場合

教習所内ではあまり発生しないレアなケースでしょう。

右側通行

危険行為・検定中止
道路の中央から右の部分(以下「右側部分」という) を通行し又は通行しようとした場合

ただし、法令の除外規定に該当する場合は適用しない

逆行はダメです。

道路の中央から左の部分(以下「左側部分」という。) の幅員が6m未満で、道路の右側部分を見とおすことができない場合又は反対方向からの交通を妨げるおそれがある場合に、追い越そうとして道路の右側部分にはみ出し又ははみ出そうとしたとき

追越しで反対車線にはみ出すことは避けましょう。

道路標識等により追越しのため道路の右側部分にはみ出して通行することを禁止している道路で、追越しのため道路の右側部分にはみ出し又ははみ出そうとした場合

追越し禁止の標識がある教習所では、守る必要があります。

道路の左側を通行している歩行者、軽車両又は障害物を避けようとして、反対方向からの交通を妨げるおそれがある場合に、道路の右側部分にはみ出し又ははみ出そうとしたとき

とにかく反対車線(右側)にはみ出さないよう心がけましょう。

安全地帯等進入

危険行為・検定中止
安全地帯(島状の施設のものを除く)若しくは立入り禁止部分に入り又は入ろうとした場合

該当する教習所はあるのでしょうか。

後車妨害

危険行為・検定中止
後方から進行してくる車両の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがある場合に、進路を変え又は変えようとしたとき

卒検時にも他の教習車が走行しているので、注意しましょう。

進路を変えることができるにもかかわらず、その時機を失い進路を変えないため、試験車の後方から進行してくる車両の通行の妨害となり又は妨害となるおそれがある場合

他の車両(特に後続車)に十分注意を払い、走行しましょう。

信号無視

危険行為・検定中止卒業検定課題
赤色の信号(赤色の点滅を含む)が表示された場合に、法令に定められた停止位置を車体の一部が越え又は越えようとしたとき

もっともわかりやすい検定中止の項目です。

黄色の信号が表示された場合に、安全に停止できるにもかかわらず、法令に定められた停止位置を車体の一部が越え又は越えようとしたとき

信号に注意を払い、早めに対応出来るようにしましょう。

進行妨害

危険行為・検定中止

進行妨害をし又は進行妨害をするおそれがある次の場合

1 交通整理の行われていない交差点において、交差道路を左方から進行してくる車両等に対するとき。
ただし、 試験車が優先道路又は交差道路より明らかに幅員の広い道路を通行している場合には適用しない。

2 交通整理の行われていない交差点において、優先道路である交差道路を通行する車両等に対するとき。

3 交通整理の行われていない交差点において、明らかに幅員の広い道路である交差道路を通行する車両等に対す るとき。
ただし、試験車が優先道路を通行している場合には適用しない。

4 環状交差点を除く交差点で右折する場合に、直進し又は左折しようとする車両等に対するとき。

5 環状交差点に入ろうとするときに、環状交差点内を通行する車両等に対するとき。

6 道路標識等による一時停止の指定場所で発進後に交差道路を通行する車両等に対するとき。

卒検でも必ず出てくる場面です。他の車両の妨害をしないよう注意しましょう。

横断等禁止違反

危険行為・検定中止
他の車両等(自転車を除く)の正常な交通を妨害するおそれがある場合に、道路外の施設若しくは場所に出横断等禁止違反入りするために右左折し、横断し、転回し若しくは後退した場合又はしようとした場合

卒検では当該ケースはないような・・・

道路標識等により横断、転回若しくは後退が禁止されている道路の部分において、当該禁止された行為をした場合又はしようとした場合

これも卒検では当該ケースはないような・・・

指定場所不停止〔一時不停止〕

危険行為・検定中止卒業検定課題
道路標識等による一時停止の指定場所で、停止線(停止線が設けられていない場合は交差点)の手前で停止しない場合

車体の一部が停止線を越え又は交差点に入って停止した場合にも適用する

一時停止しないのは論外です。必ず確実に停止しましょう。

安全間隔不保持

危険行為・検定中止
1 歩行者又は軽車両の側方を通過する場合に、次の間隔を保たないとき又は保とうとしないとき
ただし、徐行した場合は適用しない

(1) 歩行者又は軽車両が試験車を認知していることが明らかな場合はおおむね1m以上
(2) 歩行者又は軽車両が試験車を認知していないおそれがある場合はおおむね1.5m以上

2 上記の間隔を保てない場合に、徐行せず又は徐行しようとしないとき
所定の間隔を保つことができない状況のため徐行した場合でも、危険なときは適用する

卒検では遭遇しない場面だと思いますが、実際の道路では注意が必要ですね。

踏切不停止等

危険行為・検定中止卒業検定課題
踏切の手前(停止線が設けられている場合は停止線の手前)から、おおむね2m未満手前までの範囲で停止せず又は停止しようとしない場合
ただし、信号機の表示する信号に従う場合には適用しない

*車体の一部が踏切内に入り又は踏切の手前の停止線を超えて停止した場合にも適用する

踏切は危険度が高いので、一時停止はあたり前ですよね。

踏切の遮断機が閉じようとし若しくは閉じている間又は踏切の警報機が鳴っている間に踏切に入り又は入ろうとした場合

常識的に考えても、進入してはダメです。

前方の車両等の状況により踏切内で停止することとなるおそれがある場合に踏切に入り又は入ろうとしたとき

*踏切の直前で停止したが、発進後踏切内に車体の一部が入って停止(エンストを含む)した場合も適用する

エンストしないように一気に駆け抜けましょう。

追越し違反

危険行為・検定中止
車両通行帯の設けられた道路又は道路標識等によって車両通行帯の通行区分を指定されている道路で追越しをする場合に、試験車の通行している車両通行帯の直近の右側の車両通行帯を通行せず又は通行しようとしないとき

基本は、検定中に追越し行為はしないことです。

他の車両を追い越そうとする場合に、その左側を通行し又は通行しようとしたとき

競馬じゃないんですから。検定中に追越し行為はしないことです。

前車が右折するため、道路の中央又は右側端に寄って通行している場合に、追越しのためその右側を通行し又は通行しようとしたとき

こんな追越しは見たことありません。検定中に追越し行為はしないことです。

追越しをしようとする場合に、反対の方向又は後方からの交通及び前車の前方の交通に注意せず、かつ、前車の速度及び進路並びに道路状況に応じた安全な速度と方法によらないで進行し又は進行しようとしたとき

一般常識を逸脱するような追越し行為です。まずは、検定中に追越し行為はしないことです。

前車が他の自動車を追い越そうとしている場合に、追〔追越し〕越しを始め又は始めようとしたとき

二重の追越し行為ですね。検定中に追越し行為はしないことです。

次に掲げる場所で、他の車両(軽車両を除く)を追い越すため、進路を変更し又は変更しようとした場合若しくは前車の側方を通過し又は通過しようとした場合
(1) 道路標識等により追越しが禁止されている場所
(2) 道路のまがりかど附近、上り坂の頂上附近又は勾配の急な下り坂
(3) トンネル。ただし、車両通行帯の設けられている場合には適用しない
(4) 交差点及び交差点の手前の側端から前に30m以内の部分。ただし、優先道路を通行している場合には適用しない
(5) 踏切又は横断歩道等及びこれらの手前の側端から前に30m以内の部分

検定中に追越し行為はしないことです。

割込み

危険行為・検定中止
法令の規定、警察官の命令若しくは危険を防止するため、停止若しくは停止しようとして徐行している車両等又はこれらに続いて停止若しくは徐行している車両等に追いついた場合に、その前方に割り込み若しくは割り込もうとし、又は前方を横切り若しくは横切ろうとしたとき

卒業検定で遭遇する可能性は低いでしょう。

当サイトについて

卒業検定合格の7つ秘けつ

卒検で100点満点を取らない

減点項目と点数を知る

意図的に減点される

”安全確認系”は取りこぼさない

卒業検定コースをまず覚える

卒業検定を実際に観察してみる

低速走行を徹底的にマスターする

卒業検定の課題設定基準

幹線コース及び周回コースの走行

指示速度による走行

周回カーブ

指定場所における一時停止

交差点の通過

右折・左折

信号通過

横断歩道の通過

踏切の通過

曲線コースの通過

屈折コースの通過

坂道コースの通過

特別コースの走行

直線狭路コースの走行

連続進路転換コースの走行

指定速度からの急停止

障害物設置場所の通過

走行距離

一発不合格(卒業検定中止)

逆行大

発進不能

指定速度到達不能

急停止区間超過

暴走

転倒

通過不能

脱輪大

接触大

右側通行

安全地帯進入

後車妨害

信号無視

進行妨害

横断等禁止違反

指定場所不停止

安全間隔不保持

踏切不停止等

追越し違反

割込み

安全運転義務違反

減点大(マイナス20点)

逆行 中

速度速過ぎ 大

ふらつき 大

側方等間隔不保持

接触 小

徐行違反

交差点等進入禁止違反

合図車妨害

減点中(マイナス10点)

運転姿勢不良

逆行 小

速度維持

安全不確認

前後輪ブレーキ不使用

速度速過ぎ

急ハンドル

ふらつき 小

進路変更禁止違反

安全進行違反

進行方向別通行区分違反

優先判断不良

警音器使用制限違反等

急ブレーキ禁止違反

車間距離不保持

減点小(マイナス5点)

安全措置不適

指定時間過不足

合図不履行等

停止位置不適

脱輪 小

通行帯違反

進路変更違反

右左折方法違反

踏切内変速

駐車措置違反

駐停車方法違反